誰もが年をとる。と、人は多かれ少なかれ、加齢とともに頑迷になるものだし、中には知的な能力を喪失して行く人々もいる。
が、多少言葉つきが乱暴になったところで、年寄りの発言は、普通は大目に見てもらえる。というのも、多くの年寄りは余儀ないなりゆきで、権力と引き離された場所に置かれるからで、それゆえ、暴言や失言が周囲に影響をもたらすこともまた滅多に無いからだ。
小説家の晩年は、難しい。 誰にもやってくる人生の最晩年を、彼らは、影響力のある困った年寄りとして過ごさねばならない。